小学生の漢字学習法

うちの子は漢字が苦手…と悩んでいらっしゃる親御さんも多いのでは?

活字に触れる時間が短い子はどうしても漢字だけでなく言葉に対する意識が低くなりがちです。特に漢字は「まず読めるかどうか」…ここがポイントになります。「読みはできるけど書きは苦手」というお子さんは、練習次第で書く力もアップさせられますが、「書きはおろか読むのも苦手」というお子さんは、中学進級前に、徹底した漢字の総復習をする必要がありそうです。とはいえ、漢字の読みを復習する時に避けたいのは、ただ単に「こう読む」と暗記勉強をしてしまうことです。

 皆さんご存知のように、漢字には「形成文字」が多数あります。これを意識して学習するだけで、かなりの漢字が読めるようになると思います。

例えば「青」=セイ

<精、清、晴、請>をそのまま「セイ」と読むことができます。

その他にも、

「袁」=エン <園、遠>

「寺」=ジ  <持、時、(詩)>

「司」=シ  <飼、伺、詞>

「古」=コ  <湖、故、固、個>

「反」=ハン <版、販、板、飯>

など挙げれば、たくさん出てきます。ただ丸暗記しろというのは、漢字嫌いのお子さんには特に大変でしょうから、関連付けて覚えさせてあげると良いと思います。

ただし、一部例外もあるのでそこはしっかり指導してあげたいですね。(仮=✕ハン、〇カ)

他には、部首に着目して覚える方法がありますが、「形成文字」と併せて活用できると最高ですね!

 また、「書いて覚える」というのも実は良い方法です。とはいえ、ひたすら同じ字を10回も20回も書くのではなく、10~20問の漢字プリントを1~2日置きに繰り返し行い、バツの数を減らしていくという方法が有効的です。3回も4回も同じ漢字を間違える…という状態ですと、残念ながら、前回の学習が記憶に残っていないことになりますので、そうならないように、2~3回目には確実に全問正解できるよう、本人の意識を集中させて解かせることが大切です。そうして、前回書けなかったものが書けるようになったら、それがどんなに簡単な感じだったとしても、思い切り褒めてあげましょう。


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